夜を返して

ストラテジーゲームの記録 フィクションです とりあえずゲーム関連のものを読んでいたいという時に読むのを想定しています

EU4ビザンツやることメモver1.29

 EU4のビザンツをやっています。ver1.30の話が出ていますが、それが出る前にBasileus実績を取ろうという感じです。

やったことのある方はわかるはずですが、これはリロードに次ぐリロードです。ただビザンツ復興はEU4でも有名なプレイなので、各所にやってみた記事などがあり、リロードしつつ読んでは参考にしたり唸ったり文句言ったりしています。

国家運営が安定するまでが大変で、安定すると超強いのがEU4のビザンツ。そういうわけで、自分用に「安定するまで」(具体的には対オスマン二回戦後まで)のやることリストを作ってみました。

 

(注意)

ver1.29でのプレイです。ver1.3への更新にあたって、戦略のいくつかは役に立たなくなると考えられます。

2020年2月時点でのDLC全部入りです(Purplr Phoenixも最初から入れています)。

コンスタンティノープル=帝都としています(書くのが面倒なので)。

全部で10000文字くらいあります。

筆者がリロード31回目で英語実況のやり方でクリアしたので、その解説をいずれ出すつもりです。以下の長々とした解説はこれに比べてはるかに非効率ですが、資料集程度に残しておきます。

[2020/6/28追記]

現在ver1.30が実装され、バルカンのプロビンスが加増されたので、この戦略はさらに役に立たなくなるかもしれません。それを承知の上でお読みいただければと思います。

 

  • 初手

1. 小型船2隻を交易保護に出す

  コンスタンティノープルノードに流していますが、アレクサンドリアノードとどっちが儲かるかは未検証。交易保護は、オスマン軍がどこにいるかを海からチェックする巡回の意味もあるので、黒海エーゲ海の状況をチェックできるコンスタンティノープルノードでいつも回してます。

 

2. 交易地図を開き、商人をアレッポノード→コンスタンティノープルノードでの回収に移す

 こっちの方が儲かるはず。(交易の理解が全然無いので、配置前と配置後の比較で確かめただけです。)

 

3. モレア要塞を破棄

 ペロポネソス半島方面はアテネで十分です。

 

4. ガレー船とコグ船(輸送船)を分離、ガレー船は休眠させ、コグ船は帝都に出す

 

5. モレアでガレー船を1隻作成

 海軍増強の是非については一通り試しましたが、オスマンは1450年までにガレー船を8→25に増やすので、借金して増強するのは資金的に割に合わないと判断しました。

 元からある海軍戦力(小型船2隻/ガレー船6隻/コグ船6隻)を主体に、扶養限界(15)まで増やしておき、戦時には友軍にくっつけておいて運が良ければ海上封鎖で貢献する、というくらいに考えておくと良いでしょう(ごく稀に本当に海上封鎖に成功している場合があります)。

 ガレー船一隻の分を歩兵1kに回すのも、正直全然アリだと思います。

 

6.陸軍維持費を最低にする

 オスマンに攻められやすいとしてやらない方もいます。オスマン軍が宣戦するときは帝都の周りに集結するので、その直前に維持費を上げて宣戦回避とし、それ以外では維持費を下げて金策にしています(宣戦回避については後述)。この辺はお好みですね。

 

7. 将軍ガチャ

 君主・皇子のガチャのほか、階級タブ-貴族で「将軍の任命(?)」もやっておきましょう。というかこっちの方が優秀。

 包囲に点がつく将軍は固定メンバーでは誰もおらず、後にオスマンとはこちらに不利な包囲レースを戦うことになるので、ここで包囲持ち将軍を出すのはとても重要です。

 

8. 階級タブ-市民で金を徴収

 

9. 階級タブ-貴族で軍事点150を徴収

 対オスマン一回戦の開戦時期が遅れると、軍事技術4を先に取られて野戦で不利になることがあります(ただでさえ勝てないので、技術upによる規律・戦術での差がつくとより勝てなくなります)。人的資源回復速度との兼ね合いもあるので、ここはお好みだと思います。

 

10. ライバル指定してきた国にライバル指定仕返しておく

 モルダヴィアセルビアジェノヴァあたりが定番かつ安心。セルビアがなかった場合は(ワラキアとの関係にもよりますが)仲良くしておくことも検討しましょう。

 

11. アルバニア独立保障関係改善(→独立保障)

  よく考えたら先に関係改善した方が評価の伸びは早いはずですね。

 

12. 各種外交へ

 

  • 外交

0.外交の概要

 基本的に外交官は全員、同盟を結べるようにする・大国の援助を受けやすくする為に関係改善等に使います(オスマンなどは別のアクションになります)。単発で使いたいタイミングがきたら、一番余裕のある関係改善のところにいる外交官を呼び戻せばOKです。

 参考までに自分の初手は、1.アルバニアに関係改善→独立保障→同盟、2.ワラキアに関係改善→同盟、3.マムルークハンガリーに(最大値まで)関係改善、としています。

 

1. アルバニア

 能力5/5/5/0の星3将軍にして名君スカンデルベグを擁する、このプレイの重要国であることはいうまでもありません。ヨーロッパでは珍しくオスマンとの停戦期限を持っておらず、1450年以前に宣戦チャンスが訪れた際には必須級の同盟国であり、一刻も早く同盟を組んでおきたいです。自分では、独立保障の次の外交アクションができる1444/12/12ですぐに関係改善を送っています。

 アルバニアに宣戦してくるオスマンを、ヴェネツィアとともに迎え撃つアルバニアトラップが、ビザンツの定石とされてきましたが、自分の見る限りではオスマンアルバニアなんかより我らが帝都の方がよっぽど重要らしく、アルバニアに宣戦する場面は見受けられませんでした。

アルバニアオスマンが行かなかったのは、毎プレイで手早く同盟を組んでいたかもしません。そういえばアルバニアトラップ自体も、アルバニアが宣戦されてから同盟するやり方でした。

 

2. ワラキア

 正教国でライバルのライバルになりやすいので(関係改善をせずとも)同盟が結びやすく、必須ではないものの同盟しておいた方が何かと良いです。9kの軍もさることながら、星2将軍のヴラド・ツェペシュ公(恐らくfateのアレ)は1444年時点では後継者のようで、スカンデルベグよりも長生きなのも嬉しいポイント。

 世界線によってはハンガリーがワラキア領をロックオンして攻め込んでくる場合もあり、戦力にならない場合があるにはあることに注意。

 

3. セルビア

 定番ライバル国A。大体はライバル指定されていることが多いものの、そうでない世界線を引いた時は意外にも結構擦り寄ってきます。その例がなかなか無いので対オスマンに使えるかは未知数ですが、一度ワラキア・セルビア三国同盟を組めた時は「近代(第二次バルカン戦争)か!」とアツくなりました。普通に負けましたが。

 

4. モルダヴィア

 定番ライバル国B。こちらはイベントでリトアニアハンガリーに干渉されやすいので、ライバルでない時も特に何もしていません。属国になるとライバル指定が外れてライバル枠が一つ余ってしまいますが、それについても特にノータッチ。序盤でのPowerProjectionの使い道が認められたら何か手を打つかもしれません

→PPを稼ぐと規律に掛かってくることを今更ながら確認しました。穴埋めには(どうせ敵対することになる)ヴェネツィアが良いでしょう。

 

5. テオドロ

 クリミア半島の紫色の1プロビ国家。ワラキア並みに同盟が結びやすく、特にクリミア(・ハンの方)がオスマンと結ばなかった場合に真価を発揮するでしょう。

 

6. オスマンのライバル国

 マムルークオーストリアハンガリー(ハンガリーについては後述)の順で多いです。特にマムルークとは毎回相互指定していますね。関係改善をしておくと戦時に資金援助をしてくれることがあります。アラゴンは特に役に立たず、ヴェネツィアビザンツ領にターゲットを定めることも多いのでやめておいた方が良いでしょう。

 一回戦のあとで同盟を結べたらほぼ勝ち確と言っていいのですが、どこも外交枠を使い切ることが多く、戦力差も埋めきれないので、なかなか同盟を結ぶのは難しいです。普段から関係改善をして同盟が結べるかチェックしておき、結べたら序盤はどんどん頼っていきましょう。

 

7. ハンガリー

 オスマンの定番ライバル国の一つですが、こちらの陸軍増強が終わりかかった頃に見ると、オスマンとのライバル関係に加え、戦力差が埋まることで同盟締結に応じてくれることがあります。

 10kくらいの陸軍を二つ持っており、増強したビザンツ軍やアルバニア軍と合わせてオスマンに対抗できる軍量になるので、同盟が取れたら一種の勝ちパターンと見て良いでしょう(イベントでモルダヴィアを属国にした場合はなおさら)。1450年まで耐え忍び、オスマン軍がアナトリアに渡ったタイミングで宣戦しましょう。

 ただ、ハンガリーは他の同盟国と異なり結構厄介者で、大軍勢を持っているのにも関わらずなかなか合流しないくせに、占領州をビザンツ色に塗り替えず、ハンガリーのままにします(ギリシャ以北・ブルガリアコアがあるプロビあたりで多いです)。空気は読めないのに主張は強いウザいやつ、みたいですね。

 合流しないのは、1k連隊を迎えに行かせ、友軍をくっつけるのを許可(allow to attach?)してハンガリー軍をくっつけて本隊に合流させる、というテクニックで何とかなることもあるのですが、占領地をハンガリー色のままにするのは特に対オスマン二回戦などで面倒です。

 オスマンヴェネツィアの双方に睨みを効かせる便利な同盟国ですが、その分縁を切ると南方進出のためにビザンツ領に狙いを定め、ビザンツが後で有力同盟国を持てずに孤立することがあるので、もし同盟を組めた場合は、付き合いは続けつつ主導権は渡さないようにしましょう。

 そういえば、ハンガリーオーストリアの同君下位に置かれる場合もあるので、そうなった場合はオーストリアと仲良くしておきましょう(普段から両者は仲良しですが)。

 

8. ラグーサ

 アドリア海に面する、アルバニアより一回り大きな1プロビ商業国家。一見使えそうですが、関係改善を派遣しただけでヴェネツィアが襲いかかってくる罠選択肢です。

 

9. 聖ヨハネ騎士団(英語では"the Knights")

 ロードス島の騎士団ですが、ロードス島アナトリア半島と陸軍で移動できず、同盟で利用できるのは基本海軍だけです。制海権も握られた状況で所詮1プロビで頼りになるかは微妙と思い、ノータッチ。

 

10. トレビゾンド

 アナトリアの上の付け根にある1プロビ国家。正教国で同盟自体は結びやすいですが、オスマン戦で使えるかは未知数アルバニアトレビゾンドと同盟して勝ったという例は見かけました。

→防衛側で参戦させると、6k連隊でヨーロッパ勢には手が届きにくい後背地を占領してくれます。オスマン軍がアナトリアの占領地を解放しにバルカンを離脱する展開となればかなり良し、ですが未確認。

 ちなみに、トレビゾンドが直接オスマンに狙われる場合もあります。

 

11. カラマン

 チャンダルと結ぶこともそれなりに多く、そのチャンダルはオスマンの初手がビザンツに向かなかった場合の筆頭ターゲット。必然的に一緒にやられることとなりますが、オスマンアナトリア側の要塞戦で手こずっている隙を突いて宣戦するというパターンは、ビザンツの対オスマン一回戦の勝ち筋でもあります。

 カラマンはもともとが大きく一度では死なないので、同盟で使える場合があるかも?しれません。普通にライバル指定されることもあります。

 

11.オスマン

 スパイ派遣をすると要塞陥落時間を短縮できるという噂を見かけましたが、真偽のほどは未確認

wikiで、諜報100%で要塞攻略能力+20%とありました。

 その一方で、初手での対オスマン防諜は帝都へのクレーム作成を遅らせることができ、オスマンに宣戦されるまでの時間稼ぎに役立ちます。最初の軍備増強に余裕が出るので、やっておくのも有力な選択肢だと思います。

 

  • 1444/11/20

コグ船で陸軍を帝都→アテネに移送

 

  • 陸軍増強

 借金に手を出して増強することにはなりますが、最初はそこそこまとまった金があるはずなので、作成費用が割高な騎兵を先に作っておきます。騎兵の数・割合がどう実戦に影響するかは未知数ですが、自分では借金なしで騎兵を5〜6連隊にするのを目安にしています。その後は借金で歩兵を作っていき、扶養限界を無視して18k〜20k前後ぐらいまで増やします。開戦時には借金が十個ほど積み上がりますが、そういうものです。

 もしPuple Phoenix入れていなければミッションの「扶養限界まで軍を作る(?)」を解除しておきましょう。維持費や規律でなにかと楽になります(初戦だけとはいえ、DLCを入れることで逆に難易度が上がる国家とは一体…)。Purple Phoenix無しの場合、「信頼できる同盟国」での外交評判upも達成しておくと、同盟探しに良さそうです。

 

  • 1444/12/12

アルバニア関係改善独立保障

 

  • 1445/3/1

安定度を1あげる

 税収アップの効果があるのでやっていますが、アイデア取得を最優先にする場合はやらない方が良いでしょう。

 

  • 1445/10月ごろ

オスマンが帝都にクレーム作成(防諜した場合、1446年初頭以降にずれ込む)

 オスマンが軍勢を集めるのは、クレーム作成から一定期間後ではないか?という仮説を立てています。

 被宣戦を防ぐ方策として、オスマンが「そろそろ攻めようかな」と思う時期(とりあえずの仮説ではクレーム作成から半年後〜一年後)に、扶養限界以上に増強したビザンツ陸軍の維持費を最大にし、オスマンアナトリア側などに行くのを見届けるまでそのままにする、というのを考えています。ある時期に維持費を上げておくと宣戦されなくなるのは何度も確認しているのですが、それがいつなのかは実証してないのであくまでも仮説。

 

  • 1450/1/1

欧州諸国とオスマンの停戦期限が消滅

 ワラキア・ハンガリー(アルバニア以外の身近な欧州国ほとんど)など、自分から宣戦する場合には是非とも連れておきたい国々が、このタイミングで参戦してくれるようになります。自分から宣戦する場合は、(これ以前にオスマンがチャンダル戦で苦戦するなど、チャンスが巡ってきた場合は別ですが、)少なくともこの時まで宣戦されないように頑張らなければなりません。

  

0. 宣戦された場合と、こちらから宣戦した場合

 オスマン軍が帝都周辺(エディルネ・Kirkilise=ブルガス)に集まり出したら、宣戦の合図です(ほとんどの場合で宣戦されます)。前述したように軍を増強しておくこと、陸軍維持費をあげておくことが、被宣戦を避けるのに有効でしょう。

 宣戦された場合は諦めるも良し、戦うのも良し。味方軍勢が揃うと、運が良ければ撃退できる場合があります。

 こちらから宣戦する場合はメリット・デメリットがあります。メリットは好きなタイミング(オスマンが隙を見せたなど)で宣戦できること、デメリットは参加同盟国がFavorの累積などの為に限られること、敵側にオスマン以外の同盟国がついてくることです。この辺は状況判断次第です。

 

1. 海軍を戦時モードに調整

 維持費を下げておいた船は9-10ヶ月で100%になる他、貿易保護の小型船も合流させておきましょう(頻繁に忘れます)。

 

2. トラキアステートで防衛の布告

 ステート維持費2倍の代わりに、占領への防御+33%アップの効果(1年間解除不可)があります。帝都vsサロニカの要塞包囲レースでとても役に立ちます。

 

3. 陸海軍に友軍がくっつくのを許可

 これがあると包囲・野戦・行軍に友軍がくっついてくれるようになります。海軍に関しては完全にアルバニアに任せてくっつけてしまっても良いかもしれません。

 

4. 戦争税(財政タブの左下隅)を押す

 忘れがちですが、これがあると軍事点50の代わりに陸海軍維持費が15%引きになります。戦時は借金しまくりなので、これがあると財政負担の軽減にはなるはず。

  

5. (自分から仕掛ける場合、)サロニカかサロニカ以南のプロビを戦争目標に指定

 ビザンツ軍はアテネからスタートするので、この辺がすぐに占領しやすい・することになる範囲です。目標プロビを占領下に置くことで戦勝点が上向きになります。

 

6. (自分から仕掛ける場合、)月初め(●月1日)に宣戦する

 宣戦後一ヶ月は要塞がモスポールされたままになっているらしいです(本当かはわからないですが、尋常でない速さでサロニカを占領できたことが何度かあったので多分本当です)。

 

7. (自分から仕掛ける場合、)同盟国を忘れずに参戦させる

 当たり前のことですが、結構忘れます。忘れてた場合でも、後で外交タブから参戦要請ができます。

 

8. 開戦後は主力軍に包囲将軍を付け、サロニカ要塞に一直線

 戦争序盤は帝都vsサロニカの要塞包囲レースです。制海権オスマンが大体持っているので、海上封鎖の面でビザンツは不利です。その分を、トラキアの防衛布告の時間稼ぎとビザンツの包囲将軍で補っていきます。

 

9. 可能であれば1k連隊を準備し、要塞以外のプロビを占領させる

 本来は同盟国の役割ですが、その仕事を早く終わらせておくと、友軍を集めて要塞包囲の軍勢を増やし、要塞陥落までの時間短縮に貢献できます。

 

10. サロニカ陥落後

 サロニカを大急ぎで落とした後のアドバンテージでどうするか、です。

 エディルネを囲むか、それ以外のバルカン領を占領するか、帝都以外を歩き回っている敵軍を殲滅するか、帝都のオスマン軍に雪崩れ込むか(敵が30kとかだとまず勝てません)の、かなり重要な選択肢ですが、なかなか答えが出ません。帝都が占領された場合、後で再占領する必要があるのですが、オスマンが何かの用事でアナトリア側に帰らない限り、こちらに不利な占領レースを再びやることになります(チャンダルやトレビゾンドを〆めに帰るというパターンが勝つのに有力です)。

 

11. 人的資源が切れる・切れそうな時は、借金して傭兵を投入

 ビザンツは破産覚悟で戦うものですが、本当に破産してどうにもならなくなることもあるのでほどほどに。ただ、借金を遠慮していると普通に勝てません。

 

12. 地形を活用する

 オスマン軍との決戦で重要ですが、狙った地形に敵軍を誘い込むのはなかなか難しいです。川、高地、山岳がどのプロビにあるかは押さえておきましょう。

 要塞州では要塞を持っている側が守勢になるそうですが、自分では疑問です(なっている場合となっていない場合があるような気がします)。通常のプロビと同じと考えて大丈夫かと思います

→マップ上では反映されず、戦闘画面で反映されているみたいです。

 

13. 決戦にはアルバニア軍を付ける

 いうまでもなくスカンデルベグです。オスマン側も将軍が結構優秀で、ユニットの強さでもオスマン側が優位なため、同数のぶつかり合いだと地形ボーナス+スカンデルベグでようやく勝てるかどうか、というところです。

 

  • 講和

0. タイミング

 理想はバルカン領全土の制圧ですが、なかなかオスマン軍を壊滅させるのは難しい上に、首都を包囲されていると講和に応じる数値が下がるので、あまり欲張らないでも良いでしょう。

 

1. エディルネ・サロニカを取る

 エディルネオスマンの首都であるだけでなく、アナトリア-バルカンを結ぶダーダネルス海峡を守る重要な要塞です。サロニカは戦争目標にしやすく要塞もあり、交易面でも重要なプロビです。

 沿岸要塞自体が制海権が取れない関係上ビザンツを不利にする要因となっているので、二回戦を考えて是非とも取っておきたいです。

 ちなみに講和後は、サロニカの要塞はエディルネに比べて重要性が低いので破棄しています。

 

2. 以上の2プロビ以外にも取れそうであれば、ギリシア地域のプロビを取るか、(自分から宣戦した場合)アルバニアへのご褒美をあげておく

 ギリシア地域は今後のミッション達成の条件になっています。アルバニアに関しては今後の付き合い方次第と言えるでしょう。

 ブルガリアを属国解放する手法もあるようですが、自分ではまだ手を付けられていません。

 

3. 即金も借金返済には役に立つが、プロビを優先する

 戦勝点1つで借金1つ以上が返済できるのは財政上大きいですが、バルカン半島はプロビの開発度が高めなので、後の領地収入もかなり期待できます。他のプレイと同様、賠償金は戦勝点の穴埋めに。

 

  • 二回戦まで

1. ヴェネツィアに気をつけよ

 一回戦で同盟国と共に兵と人的資源を使い切ったままにしておくと、ヴェネツィアが横槍を刺して美味しいギリシャをかっさらっていくことがあります。ハンガリーのような有力同盟国がいれば大丈夫でしょうが、そうでない場合は、借金返済はほどほどにして、人的資源回復に合わせて軍の再建も進めていきましょう。階級-貴族の忠誠度60~のボーナス(人的資源回復速度アップ)や、階級-貴族との交渉での人的資源の一括提供も検討しておきましょう。

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劇的勝利にも関わらずヴェネツィアギリシャを掠め取られた世界線。第4回十字軍の恨みを忘れてはならない…。

 

2. 総主教の権威はできるだけ貯めておく

 君主点よりかは優先、安定度などがもらえる場合は迷いどころです。その目的は詳しくは後述しますが、権威10%を消費して使えるイコンを用意する為です。

 

0. 二回戦は、(場合によっては)一回戦と同じくらい難しい

 スカンデルベグが死に、オスマン側に同盟国が増えている(クリミア、白羊朝、チュニスなど)状況であり、こちらが大国を同盟に呼べない限り宣戦が難しい局面です。

 一回戦での成果がそこそこだった場合、オスマンがリベンジ宣戦してくることも普通にあるので、軍事・同盟体制の準備は怠らないように。

 

1. 総主教の権威を10%消費し、聖ミハイルのイコン(規律5%up、人的資源?回復速度10%up)を発動

 正教が(ver1.29で)最強宗教と呼ばれる所以の1つです。NI二つ分のアイデアを一定期間発揮してくれるので、戦時には忘れずに発動しておきましょう。

 

2. プロビ占領は計画的に

 一回戦でオスマンに勝った場合の常として、オスマンが諸方面から戦争をふっかけられているというのがあります(マムルークヴェネツィアなど)。二回戦で欲しいプロビは優先的に占領する他、バルカン側を占領し終わるとアナトリア側に渡れず暇を持て余すので、アナトリアの後背地などに2kほど派遣して、隙をみては占領させるというのも良い戦略でしょう。

 

3. 制海権をどうするか

 一回戦では制海権取れればラッキー程度にしていた船ですが、自分では二回戦も同じ調子でやっています。停戦期限までに借金返済が終わることがほぼないので、 陸軍に集中して海軍はノータッチ・扶養限界ぐらいでもいいかもしれません。もちろん、一回戦で消耗しなかった場合は二回戦でも友軍にくっつけておきましょう。

 

  • 戦後

1. 拡大方針

 この時点での拡大方向は、バルカン・アナトリアエーゲ海の三択です。

 ハンガリーと共にやってきた場合、バルカンに無闇に進出すると怒り出すかもしれないので、アナトリアが一般的でしょう。十分大きくなったらハンガリーと殴り合うつもりで。

 他の大国との同盟や、小国オンリーとの同盟で生き残った場合、バルカン進出も有力です。セルビアが手頃なターゲットになる他、アルバニア・ワラキアと縁を切って宣戦するのもアリでしょう。この場合、いずれはハンガリーとぶつかることになります。

 エーゲ海という選択肢を提示しておきましたが、その持ち主はジェノヴァ聖ヨハネ騎士団、そしてヴェネツィアとその属国たちです。この辺は貿易同盟が手厚い場合や大国と同盟している場合が多く、なかなか手を出しづらい地域です。ターゲットが敗色濃厚な時にハイエナするなどして、慎重に取っていきたいところです。たまに反乱軍が反乱に成功して編入してくれることもあります(反乱軍がそのまま自軍に加わるので扶養限界に注意)。

 

2. アイデア

 最初のアイデアは外交系では影響・外交、軍事では防御が一般的です。

 影響・外交は、ビザンツの征服地域が全体的に開発度が濃く、併合では行政点がかかりがちなため、ビザンツに属国プレイの相性が良いことが理由と考えられます。どちらも外交枠・外交評判を増やせる他、影響では各種の属国要素のボーナス、外交ではプロビ獲得に必要な戦勝点コスト-20%が目玉です。

 防御は、ビザンツ以外でも何かと便利ですが、序盤からしっかり戦うことの多いビザンツでは最初の二つ(陸軍伝統+1/年、陸軍士気+15%)が役に立つでしょう。

 個人的には、貴族アイデアを一つとって、決断「任意拒否権の制定 Institute Liberum Veto」をピンチの際に発動する、というプレイが気になっているのですが、アイデア取得自体が対オスマン二回戦以降という状況で、安定した使い所が見出せないので、気になっているだけ、にしています。軍事技術も砲兵の出る6までは寄り道したくないというのもありますね。

 

3. 外交

 ギリシャを奪還できたとはいえ、ビザンツはまだまだ中の中くらいの国力です。せめて列強のどれかとは同盟を組みたいところ。敵国のライバルを探していくのが良いでしょう。

 マムルークハンガリーは将来の拡張先とあちらのターゲットが被るので厳しいです(既にハンガリーと組めた場合は、ハンガリーに対抗できるようになるまで取っておきましょう)。候補先としては、フランス、アラゴンカスティーリャオーストリアポーランドリトアニア(、モロッコも?)あたりが有力でしょうか?

 

4. それでフラニンはBasileus取れたの?

→現在17世紀初頭ですが、まだです…

同君連合下位にされるといった不幸があり、17世紀後半でオーストリアに食われました。

→冒頭の通り、外人の動画でクリアしました。